今回初めてトライアウトというものを見た。
もちろん,最大の関心事は解雇を通告された琉球の選手であったが,同時にどういった選手が受けているのかも大きな関心であった。
選手達は14時の集合時から気合いの入った表情を見せていた。
今回のトライアウトで望月やマイトを除いて,目立った選手は1試合目はボランチ,選抜チームではトップ下をやっていた黄色の7番を着けていた半田選手。
特にボランチでの運動量とテクニックは素晴らしいものがあった。
チームの戦力となるのは間違いないと思う。
次に目立ったのが,黄色で11番を着けていた甲府の白尾選手。味方がボールを持った時の動き出しが早く何度もチャンスを作っており,トライアウトでOG以外での得点を決めたのは彼だけじゃなかったかな。さらには,望月と顔見知りらしく相性もよかった。
彼は4試合目には右サイドバックで残っていたが,全くやったことがなかったらしくプレイ前にスタッフに「やったことがないから,できるかわからない」などと言ってはいたが,それでも存在感のあるプレイを随所に見せていた。
しかし,彼は最終選考に残らなかったんだよな?
グレイの10番を着けていた,甲府の選手は気合いの入った迫力プレイがよかった。
DFの裏に走るものは目を見張るものがあったが,シュートを決めることができずに,残念ながら最後の選抜の中には残らなかったが,個人的には気になるプレイヤーでした。
後は,赤の4番,選抜戦では緑の4番(?)を着けていたCBを守っていた選手など気になる選手は多かった。
それ以外にもかりゆしの高畑,あるいは緑の6番樋口なども個人的には気になって見ていました。
今回のトライアウト,選手として崖っぷちの選手も入ればチャンスとみて受けている選手もいた。しかし,誰もが今回のチャンスをものにしようと必死なプレイを見せていた。
チームとして機能あるいは連動した動きはなかったが,一人一人のプレイヤーが自分をアピールしようと全力でプレイしていたのが,見入るような試合となっていた。
選抜戦後にもう一度プレイを見たいと言われたプレイヤーで所属がわかっているのは,望月(FC琉球),半田(国士舘),國仲(沖縄かりゆしFC),ジュリオ,オスマル(レキオス),半田(国士舘)あと所属がわからない選手で大城,高嶺,大野という選手が名前を呼ばれていました。
もちろん,これは私が確認できた範囲ですので抜けている選手がいるかもしれないのはご了承ください。
最後に雑感です。
トルシエは地元に関わりの強い選手を優先して採用していました。地元に根付いたチームという意味では評価できると思う。
実際にFC琉球を紹介する時に,知らない人は「ウチナーンチュがいないね」と単純に評価する人もいたことを考えると,来季からホームで足を運んでくれる人たちのためには必要な要素であることは間違いない。
トルシエはJリーガーを4人ほどとると言っていたが今回のトライアウトでは一人も最終選考に残っていない。1月にJリーグのトライアウトがあるので,それ以降なのではという意見もあるが,あるいはそれとはトルシエ人脈で呼んでくるのかもしれない。