26日に行われた講演会の内容です。
沖縄タイムスにも記事が載るようですが,まずは私自身が聞いたことを書きます。後日,記事が出たときに比較すると,相互補完となり面白いかもしれないです。
ただ,録音ではなく暗い中でのメモであり,途中判読困難(自分でかいたんですが・・・)などもあり,トルシエが発言したこと全てを細かく正確にカバーしていません。
ただ,メモした限り憶えている限りを順序よく書いています。
発言の際に,要点などをバックにパワーポイントで表示もしていましたが,発言の中でその内容がカバーされていたので書きません,実際にはそこまでメモできなかったのですが。
今回の講演会は,狩俣倫太郎の司会進行で,次のとおり行われました。
1 野口代表挨拶
2 とるしえ紹介(DVD上映)
3 トルシエの講演
4 沖縄県サッカー協会会長挨拶
それでは,順序だっていきます。なお,文章については箇条書きあるいは日本語的に繋がりの悪いものになっていることを先にお断り申し上げます。
多少おかしな文章ではありますが,大意については理解できるものと思います。
なお,かなりの長文となってしまったので,2回にわけてアップします。
1 野口代表挨拶
FC琉球は企業のサポートもない何もないところから,夢だけを基盤にここまでやってきた。沖縄にプロサッカーチームを作るという情熱を糧にここまできた。
今後は沖縄からアジアへと目指していくそれがサッカーキングダム構想であり,発進型のチームとして発展していく。
スタジアムなどの問題はあるが,準加盟を行った際にJリーグ側から「ここまで盛り上がる地域も珍しい,」と言われた。
今年度中にスタジアムについてメドをたてたいと思う。
2 DVD上映
今日のために作成された10分程度の「とるしえ紹介」のDVDでした。
内容的には,ニュース映像などを中心でした。
3 トルシエ講演会
FC琉球は2003年にできた若いチームです。
野口代表が設立し,JFLで2年間闘ってきた後に,榊原に出会い夢を持った。
J1にあがれたらという夢を見た。
最強のチームになれたらいいなという。
沖縄にスタジアムがあって多くの人が来てくれたらなという夢をみた。
2人は自分たちの情熱を沖縄のみなさんに見せたいと思った。
そして,その夢を実現するためには革命が必要だったのです。
その第一歩として,神様が私の背中を押して沖縄に来ることになったのです。
私は2002年に,日本を去る際にいつか日本に還ってくるだろうと思っていたが,沖縄に来ることになるとは全く思っていなかった。当時,沖縄については全く気にならず,知ってもいませんでした。その私が沖縄に来ることになるとは思ってもいませんでした。
でも,私はもどってきた。FC琉球をビッグクラブにするために。
これは素晴らしい冒険譚の始まりです。
人として,サッカーとして文化的にも大きな冒険の始まりなのです。
この会場に集まってくれた方画と一緒に,偉大な冒険へのキックオフとしましょう。
私がFC琉球に関わる理由(これは,パワーポイントで表示されていたものです。)
(1)情熱の橋渡し
(2)違った形で自分の仕事をやりたいという欲求
(3)自分の国際的経験を一つの地域の計画に役たてること。
(4)期間内に構築するために
(5)一流になるための計画を推進すること。
(6)サッカー文化を発展させること。
私自身,多くのチームを指揮し経験を重ねてきた。
監督としての私は,最良の結果をえるようたにどうすればいいのかいつでも悩んでいる。
サッカーを沖縄のこの地域で発展させることは,私を燃えさせる。
今回5年間というスパンで目的を達成する。
私たちの目標は何か?
それは,プロのサッカーチームを作ること。
J1のチームを作ること,そして「夢」が現実感のある構想であることを証明します。
「夢」は夢でなく,現実的になるものだということで,それを実現するために私はきた。
ここに来ている人達は,FC琉球がこれから行うことに興味がある人達だと思う。これから起きる大きなウェーブに興味がある人達であり,それに乗ろうという気持ちがある人達だと思う。
私に任せてください。
夢は夢でなく現実のものとなるのです。
総監督であること
(1)仕事をする上での新たな哲学と方法を吹き込むこと
(2)警戒を推進し結果を出すことを保障すること。
(3)指導者を養成し「メイドインオキナワ」のサッカー文化を根付かせること。
(4)青少年育成のための大きな計画を発足させること
(5)県民性を反映する「沖縄的」サッカーアイデンティティを練り上げること。
私は100%の力を注ぎ,選手,スタッフも私自身が決めて,私自身が責任者として,いい結果を出すための指導者である。
そして教育者でもある。
この数週間で広大な計画を出したい。青少年のため小中高大と,FC琉球が交流できるようにしたい。
この会場に集まっている企業のトップやサポーターの皆さん,私は役割をはたなさいと行けないが,そのためには支える力を集結させなければならない。そしてされを集結させるのが私の仕事だと思う。
沖縄発信のための大構想がある。
それを実現するためには私の力にかかっている。
私はクラブ経営陣,スタッフ,選手にエキサイティングな任務への参加を促す。
私は努力が大切だと習ってきた。
構想実現のために努力はおしまないが,一緒にやりたいという人達と一緒に歩きたい。
多くの傷害や困難があるであろうが,それを乗り越えるのは一人ではできない。
何事も情熱無くしてはなしえないが,情熱だけでは事足りない。
今後,私はもうやり尽くしたが結果がついてこないと悲嘆することもあるだろう。
それは自分が精神力をもって,自分がどこにいけばいいのか,今どこの方向にむいているのか。ちゃんと舳先が向いているのかを忘れてはいけない。
この方向性を見失ってはいけない。
これからが,冒険譚の始まりなのである。