2010年ホーム最終戦(vsHondaFC)

ねこあざ

2010年11月22日 12:00

とうとうホーム最終戦、リーグも後は最終戦のガイナーレ戦を残すのみとなってしまいました。

長いようで短いシーズンを締めくくる試合。
昨年は、山下のゴールなどで勝利で締めくくった。
今日の試合は2-2と結果として勝てなかったのは残念でしたが、よくも悪くも今年の琉球を象徴していた試合だった。
勝てなかったことを悔しがると思っていたが、それほど悔しさはなく、どちらかというと清々しいものがある。
自分自身驚いている。
理由は、最後の最後まで闘っている選手の姿を見たからなのだろうと思う。
甘いかもしれないが、自分の中で今日の試合は清々しく受け入れられている。
試合を振り返ってみて、まず、思い出すのは前半のふがいなさ。
試合の入りは悪くはなかったと思う、互いに自分の持ち味をだそうとして
事実、琉球も左サイドから鈴木のセンタリングや中央を織部が突破するなど、幾度となくチャンスを作ってみせていた。
しかし、チーム総合力は本田の方が上。
徐々にホンダの攻めの時間が長くなり、さらに審判の笛で琉球は流れを何度求められるなどしてリズムを崩していく。
(余談ですが、今日の審判は2008年のあのアルテ高崎戦で笛を吹いていた人ではないかということです。)
そうなると、今年の琉球の一番の悪い面が発揮されていく。
悪い流れに抗する、あるいは流れを変えきれずに守備のリズムをも崩して自滅していく。
まさに、前半途中からは観ているこちらの方が腹が立ってくるくらいの展開となってしまいました。
最終戦に駆けつけたサポーターは3000人。
その前で「これかよ。」完璧な負けパターンへと堕ちていく、不安が大きかった。

ところが、後半開始早々に山下がテクニックのあるファインゴール
これで一気に息を吹き返す。
倦怠感のある前半とは打って変わって、スピード感のある試合展開となる。残念ながら現時点でチーム力はホンダが上。そのためにゴール前でのパス回しやセカンドボールの対応は、明らかにホンダの方がうまかく、とうとうセットプレイから失点。突き放されてしまった。
セットプレイからの失点、これも今季の琉球の大きな問題
この時点で琉球は自身の欠点を二つもさらけ出してしまい、やっぱりこのまま負けるのかと不安がよぎった。
しかし、今日はここから踏ん張れた。
これは大きいと思う。
なぜ、踏ん張れたのか?
それは闘志を全面に選手が頑張った。
特に同点ゴールを決めた康平は最高だった。審判の怪しい判定に悔しそうに地面を叩く姿が何度もあったが、あれは、負けないという気持ちのあらわれ、俺は康平のあの姿勢は好きだし、彼のいい面だと思う。
彼のその姿勢が、ホンダの選手の退場を招き、同点に結びついており、彼が今日の試合のマン・オブ・ザ・マッチだ。








そして中盤でよかったのが國仲。
ガツガツた中盤でつぶしをしているイメージがあったが、今日の守備はエレガントさが漂うような守備をしていた。一皮むけたのかもしれない、この県産品はまだまだ進化するぞ。
途中交代をしたか、山下のゴールのアシストなど織部の動きもよかった。あと少しで得点できそうなんだがな、今季はゴールに縁がなかった。彼が億点するようになれば、順位もずっと上がるだろう。

小寺も目立たないところでいい仕事をしていたし、初田も頑張っていたな。
そんなことを言い出したら、みんな本当によく頑張っていたな。
勝てなかった試合をこんなに褒めてもという気もするが、最後の方はピッチもスタンドも一緒になって勝とうとしていたんだよ。
あの盛り上がりは、勝てなくても次に繋がる。また観たいと思うんじゃないかな。
ドローで褒めすぎ?
仕方ないよ。
だってサポーターなんだから




よくを言えばキリがないけど、いい気分で試合が終わったことに感謝です。
今季は初の開幕戦勝利があったね。
あと1試合、気持ちよくしめて、来季は初のホーム開幕を勝ち取ってもらいたい。
関連記事